明日(7/6)はキスの日です♪

こんにちは!スー子です。

明日(7/6)は国際キス・デーというのを知っていますか?年間で「国際○○デー」というのがたくさんありますが一体だれが決めているのでしょうね。ちなみに国際ハグ・デーというのもあって、毎年1/21です。

そんなことで、今日はスウェーデン人のキスとハグ事情を少しご紹介したいと思います。日本と欧米ではキスやハグの文化が全く異なりますよね。でも、欧米諸国の間でさえも、キスやハグの文化はかなり異なることをご存知ですか?

ハグ
(Photo by freestocks.org on Unsplash)

スウェーデン人の挨拶はキス?ハグ?握手?

スウェーデンでは挨拶をする時にハグをします。いわゆるフランス映画などでみる「チュッチュ」というキスはしません。スウェーデンではキスはあくまで恋愛関係にある二者間にのみ有効です。

挨拶のハグは家族や友人、久々に会った知り合いまでが対象の挨拶形式です。一般的に初めて会う人やビジネスのシチュエーションでは、まずハグはしません。そういう時には握手をします。握手に関しては欧米共通認識の通り、しっかりと強い握手が「安心感」「信頼」を伝えて好感を与えます。

スウェーデン人の挨拶で面白いのが、ハグか握手かの線引きです。

日本人の私にはとても興味深いのですが、例えば友達Aの友達Bを初めて紹介された時は、たいてい握手で挨拶します。初めて会うので当然「握手の関係」なのです。

でももしその友達Aが自分にとってとても大事な身近な友達で、友達Aから友達Bのことをよく聞いていて、友達Bも私のことを友達Aからよく聞いているような場合にはハグをすることもあります。「お互い初めて会った気がしないよね」という感じの初対面です。

また、スウェーデンでは別れ際にも挨拶をします。

それもハグか握手です。初対面の相手で、始めに握手で挨拶をした相手でも、別れ際の挨拶はハグをすることがよくあります。それは、その日に初めて出会ったけれどたくさん話をしたり、思わず意気投合したり、今後繋がりが生まれるような可能性を感じるとハグをしたりします。

ここで面白いのが、どちらかが先に手を差し出すとその二人の関係は「握手程度の関係」という風になるということです。

例えば、友人の誕生日会で初めて出会った人とその日数時間同じパーティーで時間を共有したけれども、ほとんど話をしなかった場合はハグをするのはやっぱりどうもおかしい気がしますよね。

そういう時にはどちからともなく手を差し出して「会えて嬉しかったです」というように握手でお別れします。反対に、初対面ではあったけれど、趣味の話で盛り上がり「今度ぜひ一緒にホッケーを見に行こう!」などと盛り上がったものならば、もう既に「ハグの関係」なのです。

これをお互いに、別れ際の一瞬のうちに判断するのは、日本人の私からすると今でもとても難易度が高くドギマギしてしまいます。しかし同時に、スウェーデン人同士のこのような瞬間を観察するのはとても面白いのです。

私は日本人というのもありますが、自分の性格上、初対面の人にハグを求めるのは恥ずかしく、また、相手から「握手程度の関係」だと思われていたらショックを受けるのが怖くて、別れ際の挨拶も自分から手を差し伸べることが多いのですが、お酒の入った愉快なスウェーデン人は「なんで!ハグでしょー!」とハグをしてくれる人もよくいます。

こういうところを見ると、もともと日本人と少し似たシャイなスウェーデン人ではありますが、こういう時に発揮されるソーシャル(社会)性の高さを感じます

男性同士もハグ、年頃の男の子は、、、

スウェーデンは男女平等、同性愛にも理解のある国で有名ですが、挨拶のハグももちろん異性間、同性間かかわらず共通です。つまり同性愛者ではない男性同士も普通に挨拶の際にハグをします。これは一部の欧州の国では考えられないといいます。

私は今でもスウェーデンのホストファミリーを訪れるとパパにハグをします。私のホストファミリーには両親の他に、同棲婚(サンボ)で既に自分の家族と隣町で暮らしているお姉ちゃん、当時中学生の妹の他に、当時17歳だった私より4歳年上のお兄ちゃん(独立していて別居)と9歳の弟がいました。お兄ちゃんは当時会う機会が少なく、21歳と多感なお年頃なこともありハグをしたことはほとんどありません。

イケメンなスポーツマンタイプのお兄ちゃんでしたがやはり照れくさいのでしょうね。今でも、スウェーデンでたまにお兄ちゃんと会うことがありますが、ハグをする関係ではやってきていないため、やはりほとんどハグはしません。

そして面白いのが弟です。9歳だった弟とはよくハグをしていましたが、やはり弟が中学生過ぎになると、私が訪れてもあまりハグをしてくれなくなりました。やはりこの坊やにもきたか、「思春期」ってやつが、と寂しく思ったものです。

でもそれが彼が20歳を過ぎた今、そこから少し大人になったのか、またハグをしてくれるようになりました!日本人のお姉ちゃんとしては嬉しいことです。

やはりスウェーデン人の男の子にも思春期があって、ハグをしたくない時期があるようです。そして思春期同士の男の子はやはりハグをしません。何だか、面白いハグ事情です。

ハグの威力

明日はキスの日ですが、ご紹介した通りスウェーデンはハグの方が大事な文化です。

挨拶以外にも、ハグをする機会がたくさんあって、例えばプレゼントをあげた時、嬉しいことや悲しいことがあった友人、同僚などにもハグをすることが多いです。そして家族や友人へのメールや手紙などの最後にも「ハグ(Kram=クラム)」と書きます。

日本人でハグ文化なんて知らずに育った私ですが、スウェーデンに住んでそして今でもほぼ毎年スウェーデンを訪れていてすっかりハグ文化に馴染んでしまっています。今ではハグについてあまり深く考えることもないですが、スウェーデンで一度、すごくハグの威力を感じた経験がありました。

留学中の当時、私は体育祭のようなイベントで、石頭で有名なトルコ系スウェーデン人のクラスメイト(男の子)とぶつかって大きなたんこぶが出来ました。とにかくびっくりして、その後ズキズキ痛みを感じて一瞬パニックでした。

ぶつかったクラスメイトも全く悪気がなく、良い人で彼にはケガがありませんでした。誰が悪いわけでもない出来事でしたが、私は腫れたたんこぶと痛みに襲われ精神的に弱ってしまいました

よく小さい頃に、運動会のかけっこで転んで周りから「大丈夫?」と言われれば言われるほど泣きたくなる気持ち、ありませんか?私はそんな気分で、駆け寄ってきてくれた友人たちに冷やしてもらったりと優しくしてもらったのですが、友人の一人が「大丈夫、私がいるから」と半ば大げさなくらい数分間優しくハグをしてくれました。

その時に、今まで感じたことのない安心感と安らぎを感じました。その友人は「ハグはね、どんな薬よりも効くときがあるの。肌が触れ合うことで落ち着くのよ。たんこぶはきっと大丈夫。あなたは今少しパニックだけど安心してね。」とささやいてくれました。

本当に言われた通りでした。異国で病気やケガをすると、言葉の壁をいつも以上に感じて不安になるものです。彼女に抱きしめられて温かさを感じ心が安らぎました。

肌が触れ合うハグは、子どもだけでなく、大人にだって大事な行為で、それはハグ文化があまりない日本人にさえとても響く行為なのだと初めて実感しました。

私は日本にももっとハグ文化が広まればいいなと思います。日本人でも、人前でキスはできないけどハグならという人は実は多いのではないでしょうか。

また、ハグを恋愛関係間だけのものにせずに、親子や友人などで気軽にできるようになれば、個人が孤独化しつつあると言われている日本の人間社会も少し変わるのではないかと思ったりします。

人を大事に思う気持ちは、なかなか伝わらないものですよね。プレゼントをあげたり、言葉で伝えることも悪くはないですが、たまにはハグをして気持ちを伝えてみませんか?

私は、日本や海外でスウェーデン人以外の外国人の友人にも挨拶する時にハグをしたり、しそうになったりします。

一部の国の人には「なんでキスじゃないの?」と言われたリ、「君は僕が好きなのかい?」と言われたリ、お国柄によってやはり捉え方が違うので、少し注意が必要ですね 笑

いずれにしても、スウェーデンに行ったら「ハグ文化」を意識してみてください。そして、旅行に行った際にはその国のキス・ハグ事情も気にしてみると面白いと思います ^^


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