レアなスウェーデン映画「ノーベル殺人事件」

ノーベル殺人事件

最終更新日 2020-02-11

こんにちは!スー子です。

暑い日が続いていたため体を冷やそうとスウェーデンのスリラー映画を観ました。スウェーデンのスリラー映画というと3部作小説がスウェーデン国内で映画化され、その後ハリウッドでも「ドラゴンタトゥーの女」という題名で映画化された「ミレニアム」シリーズが有名ですよね。その世界中に衝撃をもたらした「ミレニアム」のスウェーデン版映画3部作を放ったスタッフ陣営が、同じくスウェーデン作家のLiza Marklund(リサ・マルクルンド)の世界的ベストセラーとなっている「Annika Begntzon(アニカ・ベングッソン)」シリーズのスリラー小説の1つを2012年に映画化しました。

「ノーベル殺人事件」(2012年)
英題:Nobels testamente

ノーベル殺人事件

主人公のタブロイド紙の女性記者・アニカはノーベル賞晩餐会の取材中に舞踏会の会場で銃撃事件を目撃します。特ダネを狙いたいアニカは独自に犯人を見つけ出そうと鋭い読みで事件の真相にせまっていくのですが、、、。といったスリリングなストーリーです。

リサ・マルクルンドの「アニカ・ベングッソン」シリーズはどれも人気があるのですが、映画化しているのは数本です。

この「ノーベル殺人事件」は、スウェーデンで毎年行われていて世界中の注目を集めるノーベル賞にまつわるスリラードラマで、撮影は実際のノーベル賞授賞式の会場である市庁舎で行っており、豪華なオーケストラも本物のノーベル賞のための部隊を用意したため晩餐会のシーンは特に華やかです。ストックホルムの市庁舎を見学したことのある方ならば見覚えのあるノーベル賞の舞踏会の舞台であるダンスホールもたっぷり楽しめますよ ^^

ストーリー展開は、犯人の顔を最初から知った上で誰が黒幕かを暴いていくというものです。バイオレンス多めなところはスウェーデン版の映画「ミレニアム」と通じる部分がありますが、ストーリーは割と軽めでコンパクトなので、かなり過激な「ミレニアム」シリーズを見る勇気が持てない人にも、これからミレニアムを観たいと思っている人にもおすすめです。私は久々に見入ってしまいました。スウェーデンらしさが詰まった映画だと思います。

主人公の喋るスウェーデン語がかなり高速ですが、会話の多くは日常使う言い回しが多いためスウェーデン語の勉強をしている方にもいい練習になりますよ。

日本で観ることができるスウェーデン映画でかつ字幕のものはとても少ないため、U-NEXTにあるうちにぜひお楽しみください。お家映画もなかなかいいものですよ。


日本で観ることができるスウェーデン映画でかつ字幕のものはとても少ないため、にあるうちにぜひお楽しみください。お家映画もなかなかいいものですよ。

「アニカ・ベングッソン」シリーズの映画化されている他シリーズ作品も観てみたいなぁと思う今日この頃です。

ちなみに、「ミレニアム」シリーズは、ハリウッド版もありますが、断然スウェーデン版がおすすめです。ハリウッド版はかなりリメイクされていて、スウェーデン版と比べて深い心情があまり描かれていないため登場人物への理解が穿(うが)ってしまう気がします・・・。

スウェーデンのスリラー映画は、寝苦しい夜に観るとひんやりすること間違いないです ^^

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