シュールストレミングセムラ!?

こんにちは、スー子です!

今年もイースターが近づき、セムラの日「フェッティスダーゲン(Fettisdagen)」も目前(3月5日)に迫っています!!そんな中、スウェーデンではシュールストレミングとセムラを合わせて食べたという最高にユニークな記事が話題になっています。これはチェックです!

https://www.nsd.se/nyheter/lulea/starka-bilder-sa-gor-du-en-surstrommingssemla-nm5038871.aspx

セムラとは?

「セムラとは?」と思った方は、以前ご紹介した記事を参照いただければと思いますが、スウェーデンではイースター前に断食していた時代があり、その断食に耐えるために高カロリーなセムラ(Semla)を食べる習慣がありました。

セムラ
スウェーデン人が大好きなセムラ(Semla)

このセムラをめぐって、近年新しいバージョンのセムラが続々と登場し、毎年お菓子屋さんは試行錯誤してオリジナルのヒット商品を生み出そうとしています。

シュールストレミングセムラとは?

そんなセムラの季節真っ只中な2019年ですが、面白いことが起きました。以下、スウェーデンのウェブニュースより要約します。

これは天国で創られたコンビネーションだ!

事の発端は、ノルボッテンのメディア・NSDが地域独特の新しいセムラを生み出したいと考えたところでした。以前、スウェーデン北部・ルレオのKallax (カラックス)という街の Kallax bydgegårdsföreningという市民団体が毎年約1000缶のシュールストレミングを自分たち作り、食べているという記事をご紹介しましたが、 その団体所属の Ulf Lindgren(リンドグレン)氏に、 NSDが話を持ち掛けてみたのです。

シュールストレミングセムラを試してみませんか?

シュールストレミングセムラに確信を持つリンドグレン氏

すると、リンドグレン氏は興奮した様子で「何というアイディアだ、美味しくならないわけがない!」と言ったそうです。

このリンドグレン氏は、もちろん大のシュールストレミング好きですが、同時に大のセムラ好きでもあります。「トライしないのは、つまらない人間がやることだ。実験してみようではないか!

リンドグレン氏は早速、シュールストレミングに必須のジャガイモを茹でて、セムラ用のバンズの中にのせました。そして、その上にシュールストレミングをのせて、今度はセムラに欠かせない甘いマジパンペーストをのせました。

NSDの読者よ、想像できるだろうか??この記事をそれでもなお、読み続けてくれているだろうか!?」というNSDの記者の動揺を隠せないコメントが記事を盛り上げています ^^

リンドグレン氏が、シュールストレミングの缶からスプーンで 汁をすくい泡立てた生クリームに混ぜ入れた時、NSDの記者は、お菓子屋さんで生クリームに少しの砂糖を入れて絶妙な生クリームに仕上げるあの世界からはるか遠くに来てしまったことに気づきました・・・

ホイップクリームに強烈なシュールストレミングの汁を混ぜる

最後に刻んだアーリーレッド(赤い玉ねぎ)をのせて、セムラのてっぺんのフタを閉じると、リンドグレン氏は「さて、食べて見なくては」と。

これは、悪くないぞ。美味しい。

シュールストレミングセムラは本当に美味しいの?

NSDの動画を見ると、リンドグレン氏はこう言っています。

「シュールストレミングセムラは決して悪くない。5点満点の3.5点だ。もう一度食べてもいいと私は思う。でも、シュールストレミングはシュールストレミング、セムラはセムラ。別々の方がいいかもしれない。

話題にはなったものの、やはりそこまで美味しいものではないような気がします・・・笑 当たり前か!

ちなみに、この後、様々なメディアがこの記事を取り上げて、独自に再現した動画もあります。結構面白いのでご覧ください。

勇気のあるそこのあなた、ぜひ試してみてはいかがでしょうか ^^

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